4-2. 遺伝子工学における制限酵素発見の意義
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制限酵素は当初は細菌の特殊な酵素という受け止め方だった
ところが特定の制限酵素は常に決まった構造のDNA断片を生成することがわかり、しかも、そのDNA断片が簡単につなぎ直せることが即座に理解され、「特定DNA断片の取得」「得られたDNAのつなぎ直し」のために制限酵素が普遍的に使えrのでは、と考えられた
切断特性の異なる新しい制限酵素が次々発見されるに従って利用例は爆発的に増え、生物学で最も重要な技術分野である遺伝子工学という新たな領域が生まれることになった
制限酵素の利便性は以下のようにまとめることができる
DNAを特定部分(特定の塩基配列)で切断できる. 切断地図を作ることができる
特定のDNA断片を、構造を厳密に揃えた状態で取得できる
純粋な分子集団を大量に扱うことができ、それにより構造解析が可能となる
生じた粘着末端を利用して、DNA末端同士を簡単かつ正確に付着できる
あるDNAから特定DNA領域を除くことができる
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